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小嶋と松岡が趣味について発信する場。

地政学 第1回

今回は、地政学についてです!
第1回ということで、以下の3点について紹介していこうと思います。

 


ランドパワーとシーパワー>

地政学では各国を、ランドパワー大陸国家)とシーパワー(海洋国家)で分類していきます。ちなみに、ランドパワーにはロシアや中国、フランスなどが分類されて、シーパワーには、アメリカやイギリス、日本などが分類されます。
 ランドパワーとシーパワーとは簡単にいうと、ランドパワー国家は陸軍に力を入れるべき国で、逆にシーパワー国家は海軍に力を入れるべき国と言えます。

 

ハートランド理論

ハートランド理論とは、イギリスの学者マッキンダーによって1919年に提唱された理論です。マッキンダーは、ユーラシア大陸をひとつの「島=世界島」と単純化し、その中心部を「ハートランド」と名付けいました。また、「有史以来、ヨーロッパの危機は東欧を支配したランドパワーによってもたらせてる」という分析をしました。この理論は簡単いうと「ユーラシア大陸の中心(ハートランド)を制するものは世界を制する」という理論です。

 

<ワールドシー理論>

ハートランド理論とは、対照的に海に着目した理論で、アメリカの軍人マハンによって提唱された理論です。マハンの主張はシンプルで「歴史上、海を制してきた国が世界の覇権を握ってきた。だから、アメリカも海軍を増強し、海洋に進出するべきである」というものです。簡単にいうと「太平洋や大西洋など世界の大きな海洋を支配するものが世界を制する」という考え方になります。

 

<最後に>

今回のポイントは、地政学では各国をランドパワーとシーパワーに分類するということです。その視点から各国の戦略を分析していくことで、国際情勢を読み解くのに役に立ちます。「ハートランド理論」と「ワールドシー理論」の発展型があるので、次回はそちらを解説していこうと思います!